jona休みの日に出かけた先で度々会う素敵な中年の男性

あるcafeではブラックのコーヒーに煙草

ある焼き鳥屋さんでは赤ワインに煙草

その出で立ちや漂う雰囲気はただ者ではないのです

いつの日からかお話をするようになり

煙の香りが漂う中でアンダーグラウンドな映画の話や本の話を

なんとも言えない穏やかなリズムで時折目をつぶりながら語ってくれます

知識の軽薄な私にはさっぱり分からぬことも多く

聞いてる最中の顔には

が見えていて

せめて少しでも理解したいと時折質問したりと話を折る私

それでも気にせず(構わず?)いつも淡々と語ってくれます

そんな話の中で現れた

jonas mekasという人物

彼はリトアニア出身の映画監督

’リトアニア’というフレーズに引っかかった私は

その話に特に食い入るように耳を傾けました

珍しく反応がよかったせいか

後日その男性はjonas mekasのDVDとセルジュ・ゲンズブールの本

そして167/200という世界に200しか存在しない

jonas mekas自身が製作したという小さなアルバムを貸してくれたのでした

(貸し出しの約束:貸し出し期間は約1ヶ月 連絡先も知らないまま よく行くどこかのお店へ返却)

それがどれだけスゴいことなのか

きっと私が想像する範疇の話ではないはず

無知な私のこの手元にあるということ

それをせめてもの償いかのように

彼について少しでも知ろうという軽薄な行動をとっているわけです

ちょっとしたきっかけから知る新しい世界が

新鮮で幅が広がるということ

そんなことを気づかせてくれた

素敵な男性×2

とのお話でした

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